2013年05月24日
航空学生の話 8 〜トイレに行ってくるであります編〜
さて、航空学生の一日体験を模擬的に体験した皆様に次なる模擬体験ツアーをご紹介させて頂きます。入隊から1ヶ月程外に出る事ができないのですが、確かゴールデンウィーク前に下界に降りる時がきます。基地の外に出るだけでなんか物凄くめんどくさい書類に記入して提出しないといけません。一番最初は対番と一緒に出かけます。それもまた地獄の始まりなのです。
基地の外にタクシーを呼んであり、それに乗り込むと一番最初に下界の象徴である「信号機」に出逢い興奮します。冗談ではなく本気で興奮します。
『うわ!信号機だ!あ!色が変わった!』
たかが一ヶ月しか離れてないのに10年ぶりくらいの感覚になるのです。そんな信号機とのファーストインパクトをよそに、タクシーは目的地に着きます。適当な市街地に着き、適当に対番の用を済ませるとその時がきます。
先輩『そういえば、腹減ったなぁ。』
僕『はい!お腹が減ったであります!』
先輩『お、あそこにマックがあるから行こうか。俺がおごるからさ。』
僕『ありがとうございます!(これまでの恨みだ!死ぬ程食ってやるぞ!)』
こんなくだりの後、マクドナルドに着き注文の時がきます。さて何を食べてやろうかと思っていると、先輩が注文を始めました。
先輩『え〜と、全てのハンバーガー3つづつください。』
店員さん『え???もう一度お願いします。』
先輩『ここからここまで全てのハンバーガーを3つづつください。』
店員さん『全てを3つづつですね?!?!』
先輩『はい、お願いします。』
店員さん『お飲物は何になさいますか?!?!』
先輩『全部氷なしでください。』
店員さん『全てのお飲物を氷なしでよろしかったですか?!?!』
先輩『はい、お願いします。』
僕(???先輩は本当によく食べる人なんだなぁ。パイロットになるにはこのくらいの食欲が必要なんだな。これも見習わなければ!)
注文が終わり、適当な席に着き一時すると尋常ではない量のハンバーガーが目の前に山のように積まれていきます。すると
先輩『ささ、どうぞ食べて食べて!』
僕『(え?僕も食べるの?)はい!ありがとうございます!』
先輩も適当に食べだします。僕もパクパクと食べていると、
先輩『あ〜腹一杯だ〜!あとよろしくね!』
僕『え???これ全部ですか???』
先輩『うん、俺はもう2つも食べたからあとはお前の分だぞ。』
僕『え???これを今ここで全部僕が食べるんですか???』
先輩『当たり前だろ!俺のおごりを断るのか?!?!』
僕『いえ!ありがたく頂くであります!』
そこから地獄のループが始まります。皆さんは見た事がないから想像ができないでしょうが、全てのハンバーガーが3つづつあるととんでもない量なんですよ。その写真があったら最高だったんですけどね〜。今度ケンタ君がやってくれると思います。そこに期待しましょう。
とにかく、尋常ではないハンバーガーを目の前にした僕は食べるしかありませんでした。しかし、当然胃に限界がきます。そこで名言がまた1つ生まれます。
僕『トイレに行ってくるであります!』
先輩『なんだ、早く行ってこいよ。』
僕『失礼します!』
当然胃に入れた物を全て出しに行くのです。それを一体何回繰り返したでしょうか。先輩もわかってるので特に何も言いません。目は充血し、涙が溢れながら帰ってきますし、先輩も同じ事をされたからわかっているんです。なんとか全てを食べ終わり外に出ると、もう目の前がフラフラになります。よくあんなことして倒れなかったと思いますよ。今やったら絶対倒れる自信があります。
そしてまた先輩の用の為に適当に歩いて時間が潰れると
先輩『そろそろ腹減ったなぁ?!夜ご飯でも食べに行くか!』
僕『自分はお腹が一杯であります!』
先輩『お前のことなんて聞いてねぇんだよ!俺が腹が減ったんだよ!』
僕『はい!付いて行くであります!』
そして着いたその先は焼き肉屋さんでした。なぜか他の先輩と同期がすでに一杯いました。ここで待ち合わせをしていたのでしょうね。そこからはもうここで書く事が出来ない内容となります。もうメチャクチャな状況になるんです。
そんなこんなで下界デビューを果たした新人は精根尽き果て監獄へと逆戻りするのです。
基地の外にタクシーを呼んであり、それに乗り込むと一番最初に下界の象徴である「信号機」に出逢い興奮します。冗談ではなく本気で興奮します。
『うわ!信号機だ!あ!色が変わった!』
たかが一ヶ月しか離れてないのに10年ぶりくらいの感覚になるのです。そんな信号機とのファーストインパクトをよそに、タクシーは目的地に着きます。適当な市街地に着き、適当に対番の用を済ませるとその時がきます。
先輩『そういえば、腹減ったなぁ。』
僕『はい!お腹が減ったであります!』
先輩『お、あそこにマックがあるから行こうか。俺がおごるからさ。』
僕『ありがとうございます!(これまでの恨みだ!死ぬ程食ってやるぞ!)』
こんなくだりの後、マクドナルドに着き注文の時がきます。さて何を食べてやろうかと思っていると、先輩が注文を始めました。
先輩『え〜と、全てのハンバーガー3つづつください。』
店員さん『え???もう一度お願いします。』
先輩『ここからここまで全てのハンバーガーを3つづつください。』
店員さん『全てを3つづつですね?!?!』
先輩『はい、お願いします。』
店員さん『お飲物は何になさいますか?!?!』
先輩『全部氷なしでください。』
店員さん『全てのお飲物を氷なしでよろしかったですか?!?!』
先輩『はい、お願いします。』
僕(???先輩は本当によく食べる人なんだなぁ。パイロットになるにはこのくらいの食欲が必要なんだな。これも見習わなければ!)
注文が終わり、適当な席に着き一時すると尋常ではない量のハンバーガーが目の前に山のように積まれていきます。すると
先輩『ささ、どうぞ食べて食べて!』
僕『(え?僕も食べるの?)はい!ありがとうございます!』
先輩も適当に食べだします。僕もパクパクと食べていると、
先輩『あ〜腹一杯だ〜!あとよろしくね!』
僕『え???これ全部ですか???』
先輩『うん、俺はもう2つも食べたからあとはお前の分だぞ。』
僕『え???これを今ここで全部僕が食べるんですか???』
先輩『当たり前だろ!俺のおごりを断るのか?!?!』
僕『いえ!ありがたく頂くであります!』
そこから地獄のループが始まります。皆さんは見た事がないから想像ができないでしょうが、全てのハンバーガーが3つづつあるととんでもない量なんですよ。その写真があったら最高だったんですけどね〜。今度ケンタ君がやってくれると思います。そこに期待しましょう。
とにかく、尋常ではないハンバーガーを目の前にした僕は食べるしかありませんでした。しかし、当然胃に限界がきます。そこで名言がまた1つ生まれます。
僕『トイレに行ってくるであります!』
先輩『なんだ、早く行ってこいよ。』
僕『失礼します!』
当然胃に入れた物を全て出しに行くのです。それを一体何回繰り返したでしょうか。先輩もわかってるので特に何も言いません。目は充血し、涙が溢れながら帰ってきますし、先輩も同じ事をされたからわかっているんです。なんとか全てを食べ終わり外に出ると、もう目の前がフラフラになります。よくあんなことして倒れなかったと思いますよ。今やったら絶対倒れる自信があります。
そしてまた先輩の用の為に適当に歩いて時間が潰れると
先輩『そろそろ腹減ったなぁ?!夜ご飯でも食べに行くか!』
僕『自分はお腹が一杯であります!』
先輩『お前のことなんて聞いてねぇんだよ!俺が腹が減ったんだよ!』
僕『はい!付いて行くであります!』
そして着いたその先は焼き肉屋さんでした。なぜか他の先輩と同期がすでに一杯いました。ここで待ち合わせをしていたのでしょうね。そこからはもうここで書く事が出来ない内容となります。もうメチャクチャな状況になるんです。
そんなこんなで下界デビューを果たした新人は精根尽き果て監獄へと逆戻りするのです。
Posted by ぼくの手 at 22:16
│自衛隊系
この記事へのコメント
その頃、クォーターパウンダーがなくてよかったですね。
Posted by ひだかっち at 2013年05月26日 23:43
1人前が15人分の原点はこれなのね
なるほどなるほど
なるほどなるほど
Posted by アニメ師匠 at 2013年05月27日 19:46
ひだかっちさん>>>多分それがあってもどっちみち変わらないですよ!!!
アニメ師匠さん>>>ちなみに他の同期はミスタードーナッツに連れて行かれ、全てのメニューを3つづつだったらしいです!!!
アニメ師匠さん>>>ちなみに他の同期はミスタードーナッツに連れて行かれ、全てのメニューを3つづつだったらしいです!!!
Posted by ぼくの手 at 2013年05月28日 06:33
私は海自でしたが同じように航空学生御用達のシーモールで死ぬほど食わされました。
30歳で辞めて地元に帰りましたが、対番の先輩とは今でも仲良くして頂いています。
30歳で辞めて地元に帰りましたが、対番の先輩とは今でも仲良くして頂いています。
Posted by お茶屋さん at 2013年08月06日 13:02
お茶屋さんさんへ>>>
コメントありがとうございます!
1番最初基地の外に出れたときの感動は色んな意味で忘れられませんよね!
あれだけ辛い思いをしたら否が応でも仲良くなってしまうと思います。
鹿児島にお越しの際は是非色んなお話しましょう!
コメントありがとうございます!
1番最初基地の外に出れたときの感動は色んな意味で忘れられませんよね!
あれだけ辛い思いをしたら否が応でも仲良くなってしまうと思います。
鹿児島にお越しの際は是非色んなお話しましょう!
Posted by ぼくの手 at 2013年08月06日 15:53