2014年05月01日

拝啓、ダンディ部長へ

2年半前に一度だけ整骨院にお越し頂いた患者さんが近くのマンションに住んでいました。


お越し頂く前からしっかりとした挨拶をされる方でした。


ある大企業の部長をされている方でした。


ここでは敬意の意味を込めてダンディ部長としましょう。


ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、僕は毎朝7時から外の掃除をしています。


その際、通りすがりの方々に挨拶をしております。


ダンディ部長が出勤の時に調度僕が掃除をしているため、前を通る際いつも挨拶を交わしておりました。


僕が気付かない時にも、ダンディ部長から挨拶をして頂いておりました。


多分毎朝100人くらいに挨拶していますが、ダンディ部長が1番の挨拶のプロです。


他にも数名プロの方がいらっしゃいますが、ダンディ部長には敵いません。



昨日の事でした。


普段スーツをビシっと決めて出勤されるダンディ部長が私服姿で挨拶をしてきました。


仕事が休みなのかと思ったら、話しかけてきました。


『実は転勤になり、鹿児島を今日離れる事になりました。これまでありがとうございました。』


ということでした。


地元に帰られるとのことだったので、ダンディ部長にとっては嬉しい事だと思いますので


『あ、そうなんですね。お疲れさまでした。そしてありがとうございました。』


と笑顔で話して軽いお別れをしました。


そしてダンディ部長はマンションに帰っていかれました。


その後、掃除をしながら考えました。


『普通、わざわざ僕の為に下に降りてきて挨拶しにくるか!?』


器の大きさを感じました。


きっとダンディ部長は社内でも人気があり先導力のある方だと思います。


桜島の降灰袋でも渡そうかと思いましたが、迷惑になるかと思いやめました。


毎朝ダンディ部長との挨拶は1つのルーティーンになっていたので、これからそれがないのかと思うと悲しくなってきました。


確かお一人でお酒を飲んだりするとおっしゃっていたので、いつかその辺の居酒屋にでも飲みに行って色んな話を聞きたかったのですがもう無理です。


やはり、何事も後回しにすることはかなり良くありません。


さよならダンディ部長、もう会う事はないでしょうが僕はあなたのことは忘れません。


これからはご家族との時間も増えるでしょうから楽しくお過ごしください。


もし、また鹿児島に来るような事がありましたら爽やかで素敵なダンディな挨拶をしてくださいね。


その時は是非飲みに行きましょう!


と言っても、ここのブログを見てるはずはないので直接伝える事は出来ません。


これからも今整骨院にお越し頂いてる患者さん方を大事にし、言い残す事がないよう心と体の会話をしっかりしようと思います。




皆さん、挨拶は大事ですよ。


挨拶で全てがわかりますからね。


噓偽りを見抜きやすい行為の1つとして挨拶はトップ3に入るのではないでしょうか。


いつでも、どこでも、誰にでも素敵な挨拶をすることを心がけてください。


きっと見ている人は見てますから。





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Posted by ぼくの手 at 11:42 │整骨院系