2013年01月03日

薩摩のサムライ 滝に打たれる

皆様、明けましておめでとうございます。


今年もよろしくお願い致します。


今年は5月で3年目を迎えます。


何事もとりあえずは3年やってみないとわからないと言われています。


確かにその通りだと思います。


あと、3の倍数がなぜかターニングポイントになったりします。


不思議な数字ですよね。


小学、中学、高校、大学(大学院を合わせて)全て3の倍数です。


よく患者さんに


『何歳ですか???』


と聞かれます。


どうやら若々しく見えるらしく、まだ25歳前後と思われたりしています。


髪の毛を染め過ぎて尚更若く見えてしまいます。


髪の色を落ち着かせたいと思います。




そんなことはどうでもいいと思います。


今回のブログを見られている方々が興味あるのは


『滝行』


ですよね。


そうなんです。


有言実行で、今年もバッチリ滝に打たれてきました。


去年一番最初に挑もうとしたけど、確実に死ぬだろうと思われる滝に今年は挑みました。


今回も本当に危なかったです。


1人だともし何かしらの事故が起こったときにわからないので、今回はバディを組みました。


取り合えずの説明をするにあたり、口で言っても中々わからないと思いますので図を書きました。




それぞれが危ない状況です。
薩摩のサムライ 滝に打たれる




この状況になるまで40分の時間を要しました。


順を追って説明します。


まず、撮影係のいる位置からロープを降ろし、下に降りようとしました。


しかし、間違いなく途中で握力の限界がきて手を離し、岩場に落下するのが鮮明にわかりました。


なので上流へ向かい、どこか降りられそうな場所がないかズンズン進みました。


足場は滑るし、一歩滑ってしまえば岩場に叩き付けられただ事ではすまない状況でした。


何とか降りても、その後滝にたどり着くまで泳がなければならず、その道は断念しました。


一度引き返し、下流をのぞくと何だか行けそうな崖でした。


車に帰り、ロープを持って、撮影係の妻にスタンバイをお願いしました。


紹介が遅れましたが、もう1人のバディは高校の頃からの友人です。


その友人と下流へ向かい、崖を下り始めました。


途中水が普通に流れたりしていて、そこにコケや藻が発生していて、そこで一回僕は足を取られ危うく7メートル程落下するところでした。


そこは危機管理能力が発達している僕はバッチリ対処しました。


そこからもう少し下ると、もう3メートル程で川にたどり着く位置まできました。


しかし、どうしてもいけませんでした。


そこでロープを木に縛り付け、ロープで下る事にしました。


かなり慎重に下りましたら、何とか行けました。


その辺からリポビタンのCMのような感じで2人は息を合わせて助け合っていました。


見事川の小さな中州にたどり着いた我々は滝まで15メートルの位置まできました。


しかし、そこからはどうしても泳いで行くしか方法がなく、そこでパンツ一枚になりました。


水に足を浸けると、10秒もしないうちに足の感覚がなくなりました。


『この水の冷たさは無理じゃない???』


と話し合いました。


その結果、僕が暴走しだしました。


滝を目の前に興奮が込み上げてきた僕は、気合いを入れなおし、川を泳ぎました。


それはそれは本当にシャレにならない冷たさでしたが、必死に泳ぐと意外と平気でした。


そんな僕を見た友人は唖然として、引くに引けない状況に追い込まれ、泳いでついてきました。





野生の猿が狂っているかのように泳いでいます。
薩摩のサムライ 滝に打たれる




死地へ赴く戦士。
薩摩のサムライ 滝に打たれる





ちょっとわかりにくいと思いますが、よく見てください。


『ふおぉおおおおおお!!!!!!!』


と叫びながら泳いでいるのがわかっていただけると思います。


さて、あと滝まで5メートルの位置まで近づきました。


え???滝に着くのはまだかって???


あと少しですので少々お待ちください。


如何せん、その滝に着くまで本当に過酷なんです。


滝の崖にたどり着くには、また川の水に浸かり、ちょっとした崖を登らなくてはならないんです。


僕が先に登り、友人をまたリポビタンのCMのように手と手を取り合い、


『ファイトー!いっぱ〜〜〜つ!!!!!』


と叫び、ついに滝の真横にたどり着きました。


そこで、早速僕は滝に打たれに行きました。




雲竜型で滝に打たれているのが僕です。
薩摩のサムライ 滝に打たれる





前回ほどではありませんが、それなりに水の勢いはありました。


しかし、何よりも冷たさが上をいくため、そちらに集中がいきました。


友人と交代し、滝行を共有しました。





滝に打たれ、余裕がでた我々が滝の横でくつろぎ始めた写真です。
薩摩のサムライ 滝に打たれる




どう見ても合成に見えますが、本物ですからね。


そして、もう一度滝に打たれ、今年の豊富を祈り、世界平和を祈りその場を離れようとしました。


すると、身体が動かなくなり、その場を中々離れる事ができませんでした。


このまま身体が固まり、滝壺に落ちるのかなと死を予感しましたが、そこは何とか気合いで乗り切りました。



2人はその場に居続ける事が死を意味する事を本能的にわかり始め、帰還する事を選択しました。




そんな凍てつく2人の様子。
薩摩のサムライ 滝に打たれる





また死ぬ思いで川を泳ぎ、中州にたどり着きました。


すぐにバスタオルで身体を拭きました。


皆さんは経験がないと思いますが、あまりにも冷たい水に入って身体を拭くと痛いんです。


バスタオルに小さな針があるんじゃないかって言う位チクチクしました。


2人でそんな話をしながら、笑えない状況が続きます。


その後、同じルートを使って帰る事は絶対に不可能であると判断した我々はもう少し下流に行けば、登れそうな場所があることを確認しました。


そこにいくまで、足だけまた川に浸けなければならず、死闘は続きました。


その時点で2人はお互いを思いやる余裕はなく、自分だけがいち早く帰還する事を望んでいました。


足を濡らさずにいけると思った僕は靴を履いて、石の上を器用に移動しましたが、中州から2メートルの時点で片足入りました。


それから10メートル程移動して、もう片足も川に入り、さらにやる気をなくしました。


2人はなんとか比較的登りやすそうな崖にたどり着き、そこからは一気に登り、地上へたどり着きました。


車に着き、エンジンを始動して暖房を最強にしました。


しかし、僕にはまだやることがありました。


ロープの回収にいかなければなりませんでした。


そこまではなんとか1人でいけると思い、1人でいきました。


友人が気を使って


『危なくなったら呼んでね。』


と言ってくれました。


ロープ回収を無事に終え、車に帰ると暖房に手を掲げる友人がいました。


『僕を助ける気なんて全然ないだろ!!』


と言いそうになりましたが、気持ちがとにかくわかるので、僕も手の感覚を戻す事に専念しました。




当然この靴はグッショグショです。
薩摩のサムライ 滝に打たれる




ちょっと長くなりましたが、これが今回の報告でした。


楽しんで頂けましたか???


一応動画もあるのですが、整骨院でしか見れませんので、このブログを見た方は整骨院で声をかけてください。


それなりに楽しい動画が撮れてますよ。





それでは、今年もよろしくお願いします!!!!!
薩摩のサムライ 滝に打たれる




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Posted by ぼくの手 at 22:20 │修行系
この記事へのコメント
ニュースに出なかったから、無事だったんだろうなと思っていました。
Posted by ひだかっち at 2013年01月05日 09:31
ギリギリ生き残りました。


これで今年は何がきても乗り切れると自信がつきました☆
Posted by ぼくの手ぼくの手 at 2013年01月06日 19:11